VRChat の日本人の間では、困ったらとりあえず Friend+ という人が多い気がします。
そして実際、私のフレンドも相当な数が Friend+ インスタンスにいます。
私はこの状態が大変危険なのではないかと思っています。
今回はその理由を書いていきたいと思います。
Friend+ の危険なところ
六次の隔たり
みなさんは六次の隔たりというものをご存じでしょうか?
友達の友達、その友達の友達、というのを 6 回繰り返すと世界中の人と繋がる、という仮説です。
実際のところは世界中の人、とまではいかないようですが、相当な人数と繋がることは容易に想像できるでしょう。
さて、Friend+ というのは Friend の Friend までが入れるインスタンスです。
これはつまり、Friend の Friend の Friend の……と無限に連鎖していってしまうということです。
さて、ここで問題があります。
あなたはそんな Friend の Friend の Friend の Friend と仲良くできますか?
Public と Friend の間ということ
Friend+ でインスタンスを建てるのは、
- Public ほど開放的にはしたくなく
- Friend ほど閉鎖的にはしたくない
という時だと思います。
確かに Friend+ はそういう形式のインスタンスですし、
目的に適っていると言えるでしょう。
しかし、その中間さ故に
- Public のように多くのいろんな人と
- Friend のように親密なやりとりが発生する
ということが発生しやすく、トラブルが起きやすい環境になるのは想像に難くないでしょう。
利用者が多い
上記のような危険性を孕んでいるにもかかわらず、Friend+ のインスタンスは多いです。
この状況は初心者に「とりあえず Friend+ を使えばいいんだな」という認識を植え付けることになりかねません。
これもまた現状が危険と言える理由の 1 つでしょう。
ではどうすればいいのか
対策
簡単です。むやみやたらに Friend+ を使うのをやめましょう。 Public でいいのなら Public、そうでないなら Friend 以下で建てればよいです。
Friend+ の使いどころ
短めに使用時間が決まっているインスタンス
友達の友達の友達の……と連鎖するためには時間が必要です。
そのため、短めに使用時間が決まっている場合は使用しても問題ないと思われます。
1 時間程度のイベントなどが該当するでしょうか。
メリットがデメリットを上回る場合
もし Friend の Friend の Friend の Friend と仲良くできると言い切れる場合、Friend+ のデメリットはほとんどなくなります。
例えそれが荒らしであったとしても楽しめるのなら、そのインスタンスは Friend+ で開くべきでしょう。
まとめ
Friend+ のインスタンス自体は入りやすく、交流しやすく、歓迎されるべきものです。
しかし現状ではそのデメリットに目が向けられていないように思います。
VRChat を遊ぶすべての人が、メリット・デメリットについて納得した上で Friend+ を使うようになることを願っています。
蛇足
15人くらいいるインスタンスに知り合いが2人しかいないFriend+は非常に入りづらいが、同じ状況のPublicはめちゃくちゃ入りやすいので神
— きんつば (@awhcs) October 14, 2021
デメリットっていうほどではありませんが、入りやすさっていう観点も大切にしてほしいです……。